【ID081】鼻は空気の通り道の役割だけ?

そうなんだ!音楽運動学® ID081 / 100

カテゴリー:呼吸・声

カードクエスト

鼻は空気の通り道の役割だけ?

いいえ! 空気を温めて湿らせるほかに、鼻側への通路が開くと声の響きにも関わります。

初心者向け説明

鼻腔は吸気を温め、湿らせ、異物を捉える働きを持ちます。発声時には、鼻咽腔が開いて鼻腔と声道が音響的につながると、鼻腔が音色に影響します。

30秒から60秒の身体実験

無理のない声で「マ」と「バ」を交互に言い、鼻周辺の振動の違いを観察します。鼻を強くつまみません。

安全上の注意

痛み、しびれ、めまい、息苦しさがあれば中止します。無理に動かさず、診断や治療の代わりにしないでください。

音楽演奏とのつながり

鼻腔共鳴は音量を増やす技法ではなく、軟口蓋や咽頭を含む声道全体の音響特性の一部です。

医学用語で深掘り

鼻粘膜の豊富な血流と表面積が吸気調整に関与します。鼻咽腔が開く条件では、鼻腔・副鼻腔が声道の分岐共鳴系として関わります。

参考資料

[Warming inhaled air in the nose](生理測定原著/健康成人15人)。鼻内温度測定。加温を直接支持。共鳴・ろ過は評価していない。[抄録を確認/全文未確認]
[Endonasal temperature and humidity profile after exposure to various climate-controlled inspiratory air](生理測定原著/健康成人15人)。鼻内湿度・温度を測定。加湿を支持。[抄録を確認/全文未確認]
Experimental findings on the nasal tract resonator in singing(CT由来音響模型実験/バリトン1人の形態に基づく模型)。鼻咽腔開放に伴う共鳴・反共鳴を検証。歌唱法の臨床有効性ではない。[抄録を確認/全文未確認]
Spectrum Effects of a Velopharyngeal Opening in Singing(歌唱音響実験/クラシック歌手8人)。鼻咽腔開口条件の違いを測定。音響影響は条件付き。[抄録を確認/全文未確認]

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