そうなんだ!音楽運動学®
ID017
カテゴリー|感覚・協調
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カードクエスト
いいえ! 筋肉・腱・関節などから脳に届く感覚も、身体の位置や動きを知る手がかりになります。
初心者向け説明
視覚は身体の位置を知る大切な情報ですが、それだけではありません。筋肉の長さ、腱にかかる力、関節の動き、皮膚への圧なども神経を通って脳へ届きます。
これらは体性感覚に含まれ、そのうち身体の位置や動きに関わる感覚を固有感覚と呼びます。目を閉じても腕や指のおおよその位置が分かるのは、固有感覚と触覚、前庭感覚などが働くためです。
位置の再現には小さな誤差があり、引用した肩の研究では年齢や動作角度による違いが調べられています。この身体実験だけで感覚の異常を判定することはできません。
30秒から60秒の身体実験
目を閉じて腕の位置を再現する
- 椅子に座り、両腕を体側へ下ろします。
- 目を開けたまま片腕を前へ約45度上げ、その位置を覚えて下ろします。
- 目を閉じ、同じ腕を同じ位置と思うところまでゆっくり上げます。
- 目を開けて差を確認し、正誤ではなく感覚の手がかりを観察します。
安全上の注意
肩や首に痛みがある場合は行わないでください。立位では行わず、腕は痛みのない小さな範囲にします。
音楽演奏とのつながり
鍵盤や指板を見続けなくても演奏できるのは、聴覚だけでなく固有感覚や触覚が位置の手がかりになるためです。
視線を楽譜や指揮者へ向けながら演奏するには、複数の感覚を組み合わせて身体位置を更新する必要があります。
医学用語で深掘り
固有感覚
筋紡錘、腱器官、関節や皮膚の受容器から得られる情報が、位置覚と運動覚に寄与します。単一の受容器だけで位置を決めるわけではありません。
関節位置覚
目標角度を記憶し、視覚なしで再現する課題が関節位置覚の評価に使われます。健康な人でも再現誤差があり、動作角度や年齢で変化します。
感覚統合
脳は固有感覚、視覚、前庭感覚を課題に応じて重みづけし、身体の状態を推定します。
参考資料
- Variability of shoulder girdle proprioception in healthy volunteers
- Somatosensory utilization during postural control
カードクエスト
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このカードは「感覚・協調」カテゴリーの17枚目です。
カードを集めながら、演奏や発声に関わる身体のしくみを少しずつ深掘りできます。