舌は口の中に浮いている

そうなんだ!音楽運動学®

ID012

カテゴリー|口・顔

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カードクエスト

いいえ! 舌は複数の筋からなり、下アゴの骨や舌骨などにつながっています。

初心者向け説明

舌は、口の中に置かれた一枚の肉のかたまりではありません。複数の筋肉が立体的に組み合わさった構造で、口の底、下顎、舌骨などとつながっています。

舌の中だけで走る内舌筋と、舌の外から入る外舌筋は協調して、舌の形と位置を変えます。内舌筋と外舌筋の働きは完全に分かれているわけではありません。代表的なオトガイ舌筋は下顎の内側から舌へ広がります。

また舌の下には舌骨上筋群があり、舌骨や喉頭の位置とも関係します。「浮いている」ように見えても、舌は顎や首まわりと連続する動きの一部です。

30秒から60秒の身体実験

舌と下顎のつながりを小さく観察する

  1. 唇を軽く閉じ、上下の歯は接触させずに楽にします。
  2. 舌先を上の前歯の少し後ろへ軽く置きます。
  3. 舌先を強く押さず、舌の中央を少し持ち上げたり戻したりします。
  4. 顎の下へ指先を軽く当て、舌の動きに伴って柔らかな組織が動くか観察します。

安全上の注意

舌や顎を強く押し込まないでください。痛み、顎関節の音、飲み込みにくさ、息苦しさがある場合は中止します。

音楽演奏とのつながり

発音、歌唱、管楽器のタンギングでは、舌先だけでなく舌全体の形と位置が音の立ち上がりや響きに関わります。

舌は下顎や舌骨などとつながっていますが、引用した解剖・呼吸・嚥下の研究は、演奏中の緊張の広がりを直接調べたものではありません。舌先の課題と、舌全体・顎・喉頭の動きを分けて観察すると、必要な動きを選びやすくなります。

医学用語で深掘り

内舌筋と外舌筋

上縦舌筋、下縦舌筋、横舌筋、垂直舌筋などの内舌筋は舌の形を変えます。オトガイ舌筋、舌骨舌筋、茎突舌筋などの外舌筋は、舌を周囲の骨格と結びます。

筋性水力学的構造

舌は体積を大きく変えずに一方向へ縮み、別方向へ広がる筋性水力学的構造として説明されます。MRI研究では呼吸中にもオトガイ舌筋内部で不均一な変形が確認されています。

個人差

高解像度MRIでは、舌筋の体積や配置に個人差があることが示されています。見た目の一つの正解より、呼吸や演奏を妨げない可動性を重視します。

参考資料


カードクエスト

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このカードは「口・顔」カテゴリーの12枚目です。

カードを集めながら、演奏や発声に関わる身体のしくみを少しずつ深掘りできます。

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