そうなんだ!音楽運動学® ID084 / 100
カテゴリー:感覚・協調
カードクエスト
音を外した経験は練習に役立たない?
いいえ! ずれを感じることは次の動きを直すための情報になります。
初心者向け説明
目標と実際の音のずれは、次の試みを調整する手がかりになります。予測した感覚と実際の感覚のずれを用いる学習もあります。誤りがあるだけで必ず上達するわけではありません。
30秒から60秒の身体実験
易しい音型をゆっくり演奏し、一度のずれを評価語なしで記録します。次は一項目だけ変えて結果を比べます。
安全上の注意
痛み、しびれ、めまい、息苦しさがあれば中止します。無理に動かさず、診断や治療の代わりにしないでください。
音楽演奏とのつながり
誤りを罰として扱わず、方向・大きさ・タイミングの情報として扱うと具体的な修正につながります。
医学用語で深掘り
誤差に基づく運動学習では、予測した感覚と実際の感覚の差を用いる仕組みがあります。目標と結果の差とは区別する必要があり、音楽での全てのミスが自動的に内部モデル更新を起こすとは限りません。
参考資料
Limb-related sensory prediction errors and task-related performance errors facilitate human sensorimotor learning through separate mechanisms(到達運動実験原著)。予測誤差による暗黙学習と課題誤差による戦略選択を区別。音楽への適用は間接。[抄録・本文の一部を確認]
The influence of pitch feedback on learning of motor-timing and sequencing: A piano study with novices(聴覚フィードバック操作原著/非音楽家)。ランダム音高フィードバックは打鍵系列誤りを増加。誤りを増やすほど学習することを示さない。[抄録を確認/全文未確認]
The nervous system tunes sensorimotor gains when reaching in variable mechanical environments(到達運動・外乱実験原著/健康者、第1実験16人(論文全体の人数ではない))。可変外乱への視覚・固有感覚応答増強。音楽学習には間接。[本文の該当箇所を確認]